
簿記1級の参考書は少ない
実際に日商簿記1級に合格した人のなかには、「独学で合格した!」という人もいます。
でもそんな人も楽々と合格したわけではなく、それなりにかなりの時間と労力をかけているようです。
特に合格者の意見で共通しているのが、3級、2級は受験者も多く、テキストや参考書、過去問題集なども豊富に書店で販売しているが、1級に関してはかなり少ないということでしょう。
さらに市販の1級用テキストは試験の出題範囲のすべてが網羅されているわけではないようです。
実践的な問題集も少ないので、やはり通学や通信講座で勉強している人と比較すると試験までに解くことができる問題の数も少ないのがネックになります。
独学の場合は、参考書や過去問題集のほか電卓やノートなどを購入するだけなので2万円ほどの費用ですむでしょう。
通学や通信講座の場合は、学校によっても異なりますが平均的には15万円〜20万円ほどかかるといわれています。
確かに独学と比較するとお金はかかるのですが、その分独学は時間がかかります。
豊富にあるテキストや問題集のなかから自分にあったものを選択し、自分で模索しながら勉強を進めるので途中でわからない部分が出てきたとき、それを調べるのも時間がかかるでしょう。
簿記1級受験を考えている人は社会人が多いので、仕事との両立ともなると勉強時間がかかればかかるほどモチベーションの持続が難しくなります。
無駄な時間はお金で買って、最短で合格するほうがおすすめでしょう。
簿記1級合格経験者がおすすめする通信講座
特に合格経験者がおすすめしているのが通信講座です。
合格するために必要な勉強は効率的にカリキュラムが組まれていますし、問題もたくさん練習でき、わからない部分は講師に相談できるのは通学と同じですが、自分の都合のいい時間に自宅で勉強することができるのがメリットです。
通学に時間をかけることなく、決まった時間にスケジュールを空けなければならないこともないので、通学と独学の両方の「いいとこどり」が通信講座なのです。
通信講座を選ぶときには、テキストがカラー印刷で読みやすいこと、DVDなどのビジュアル教材があることがポイントです。
DVDは通学講座をそのまま録画したものではなく、スタジオで通信講座専用に撮影されたもののほうが聞き取りやすく、理解もしやすいのでおすすめです。